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SHOP:あくありうむ翠水
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土壌細菌について 水槽内のバクテリアはどこから来るのかご存じですか。
あなたが大きく深呼吸をすると、あなたの肺の中には1万から10万匹ものバクテリアが吸い込まれるそうです。
彼らはもともとは土の中に住んでいた生き物ですが、自らが乾燥状態になると、あるいは乾いた土と一緒に舞い上がり、私たちの身の回りには無数に浮遊していると思ってください。
これらのバクテリアが水槽に飛び込み、子孫を増やし水槽内に棲みつくのです。
ただし彼らが生き続けるのに適さない環境であれば、そのまま死に絶えてしまいます。
空気中に浮遊しているバクテリアの内、たまたま生き残る条件に遭遇できたものだけが水槽内に定着できるのです。
皆さんが最も興味のある 硝化細菌 の場合、倍々に増える時間は1日から1日半と考えられています。
病原菌などが数十分から数時間で増えることに比らべるとずいぶんと時間が掛かるものですね。
水槽内にはやがて膨大な数のバクテリアが棲みつくことになるのですが、倍々ゲームであってもスタート時の数が少ないと、十分な働きを期待できる数にまで増えるにはそこそこの時間が必要です。
硝化菌が十分に増えて安心して魚が飼える状態になることを水槽の 熟成 が済んだと表現しますが、熟成が完了するまでの間はアンモニアや亜硝酸などの有毒物質が一定量残りますので、その毒性を薄める為には頻繁な水替えをしなければなりません。
これが意外と手間の掛かる作業で、私たちはいかにして熟成を早めることができるかに知恵を絞ることとなります。
一般に行われるのは、すでに熟成を終えた他の水槽からバクテリアを移植することです。
多くの場合バクテリアが大量に棲みついている底砂や濾材で種付けをします。
これが最も安全でかつ安価な方法です。
既存の水槽をお持ちでない方には市販のバクテリアを投入する方法もありますが、おそらく投入できるバクテリアの数は底砂や濾材に比べて微々たるものですので、コストが掛かる割には大した期間短縮とはならないようです。
ただし定評のあるバクテリアを種付けすることになりますので、熟成完了時には素晴らしい環境ができあがる可能性もあります。
いずれにせよ水槽内の微生物の間には熾烈な生存競争が待ち受けています。
評価の高い優れもののバクテリアでも、他のバクテリアに打ち勝って、未来永劫優占種として生き残れるかどうかは神のみぞ知る...楽天市場のショップで商品詳細の続きを見る